カーテンのお手入れ方法
Caring for the curtain
カーテンのお手入れは、インテリアの美しさを楽しむためだけでなく、健康的な室内環境を維持するためにも重要です。適切なお手入れと取り扱いで、長く美しい状態を保ちましょう。
普段のお手入れ
カーテンの汚れの大半は空気中のホコリが原因です。日常の掃除では、ブラシを使ってカーテンの折り目や織目の中の汚れをとったり、掃除機で表面のホコリを優しく吸い取ることが大切です。
特にカーテンのヒダ山やタッセル部分にはホコリがたまりやすいため、定期的に全体を軽く叩いてホコリを取り除いたり、毎日カーテンを開け閉めすることも、ホコリがたまるのを防ぐ効果的な方法です。
タバコのヤニやキッチンからの煙などの汚れは時間が経つにつれて落ちにくくなりますので、汚れがひどくなる前に洗濯やクリーニングをしましょう。
適度なお洗濯
回数の目安
ドレープカーテン 年に1回程度
レースカーテン 年に2回程度
洗濯機でのお洗濯、またはドライクリーニングをおすすめします。
洗濯機でのお手入れ
STEP1 ▶洗濯表示(ラベル)を確認。水温や洗濯方法をチェックしましょう
STEP2 ▶カーテンのホコリをあらかじめ落としましょう
STEP3 ▶フックを取り外しましょう
フックをつけたまま洗濯すると生地にひっかかり破れや傷みなどの原因になります。
(はずしたフックは失くさないようにまとめておきましょう)
STEP4 ▶ヒダに沿って屏風のように折りたたみましょう
長さを2~4分の1程度に折りたたみ洗濯ネットに入れて弱水流で洗う時間は約5分から10分。脱水は20~30秒程度。乾燥機は生地が縮みますので使用しないでください。終わりに柔軟剤をお使いいただくと、静電気防止になり、ホコリがつきにくくなります。
STEP5 ▶洗ったカーテンを元の位置に吊るして、軽くたたいたり引っ張るなどしてシワを伸ばして、そのまま乾かしましょう
乾かす際の注意点
- 乾かす前にカーテンレールや窓ガラスのホコリを掃除しておきましょう
→そのままだとまた汚れがついてしまいます - 洗ったカーテンは水分を含んで少し重たくなっています。カーテンレールにぐらつきがないかなどチェックしましょう
- 水滴で床が汚れないように、下にビニールなどを敷きましょう
- 屋外で干す場合、必ず陰干ししてください。また洗濯ばさみなどを使いヒダを作るように干すと、仕上がりがより綺麗になります。
その他のお手入れ
手洗い
30度以下のぬるま湯で押し洗いしてください。もみ洗いはシワが付きやすいです。
つけ置き洗い
汚れがひどい場合、つけ置き洗いが効果的です。洗濯表示をご確認いただき、案内されている温度で30分~1時間程度つけた後、洗濯機もしくは手洗いにて洗ってください。
クリーニングに出す
フックはあらかじめ外しましょう。
クリーニングに出すと生地が多少縮みます。特に綿や麻などの天然繊維は収縮率が高いのでご注意ください。
トラブルを避けるため、必ず寸法と洗濯表示をお店の方と確認しましょう。
シワができてしまった時
あて布をしてシワ部分を伸ばすように、生地を押さえながらアイロンをかけてください。
汚してしまった時
すぐに汚れをふき取ってください。そのまま置いておくと汚れが落ちにくくなります。落ちにくい汚れは、衣料用の中性洗剤を薄めなんらかの布に含ませて、下にきれいな布を当てて、上からたたくようにして汚れを落とします。汚れを広げてしまわないように気をつけて行ってください。
※台所用洗剤や漂白剤、消毒液などは、生地が変色する可能性がありますので使用しないでください。